民法で定められた立派な権利

日本の法律では民法698条に緊急事務管理に関する規定があります。
これはもしも誰かの命を救うために手当てをして、例え失敗したとしても悪意又は重過失がなければ損害賠償責任を負わないとする規定です。
過換気症候群の手当で失敗するケースはあまり考えられませんが、誰かが苦しんでいるときに法的なことを考えなくても済みます。
ちなみにこうした規定のことを「善きサマリア人の法」と呼ぶことがあります。

過換気症候群に対応するための適切な対応

では実際に近くの人が過換気症候群になってしまったときにはどうしたらよいのでしょうか。
皆さんも何となくは思いつくかも知れませんが、「紙袋」を使った呼吸法が有名です。
しかし素人が行うと、二酸化炭素の濃度がかえって上昇しすぎてしまい重篤な症状を引き起こす可能性があります。
それゆえ、医学の知識に精通していない私たちはゆっくりと呼吸をさせるように仕向けることが必要です。
さすってあげる、ゆっくりと呼吸をするよう呼びかけることが欠かせません。

ひどくなることはそれほど多くはない

また過換気が一生続くと言うことはありません。
たいてい30分も経てばほとんど終わってしまいます。
ゆえに救急車を呼んだところで、病院に着く頃には何もなかったかのような姿でいるため周りが慌てることこそ一番の害悪と言えるかも知れません。
慌ててしまうと本人も慌ててしまって、負の連鎖が続いてしまうのです。
待つことと、ゆっくり呼吸をさせてあげることを心がけてください。

近くの人が助けてくれるありがたさ

過換気の患者さんは少なくありませんから、あなたの身近なところで突然起ることだって否定できませんしあなた自身が突然過換気になってしまうかも知れません。
でも死ぬことや重篤な障害が残ることなんてほとんどありませんから、発作が起きてしまったときにはどんな対応を取ればよいのかと言うことを意識しましょう。
慌てないこと、待つこと、ゆっくり呼吸すること、この三つで難無く対応できますよ。
しかしどうもおかしいときは救急車を呼んでくださいね。